Cats House ねこや

2021.04.12

香料と猫との関係について

※猫はいろいろなNG品のあるデリケートな動物です

猫の肝臓は、精油成分のような脂溶性の化学物質を解毒するために重要なグルクロン酸転移酵素という代謝酵素を作ることができないため、薬剤や植物(ネギ科やカカオが有名ですね)を含めた多くの化学物質で中毒になる確率が高い動物です。

.

※人間にとって良い香りの香料やアロマオイルは猫の身体にとっては「猛毒」

良い香りがするということは空気中に香料(フレグランス)の成分が漂っている状態です。

猫は肝臓の機能がとても弱くごく少量の香料でも体内に入ってしまうと成分を分解することができず身体に蓄積されていってしまいます。

量が多かったり長い時間だったり、香料を多量に摂取すると中毒を起こして命に係わる深刻な健康被害を受けてしまいます。

………………………………………………………………………………………………………………………………………

香水
良い香り=揮発性の香料が空気中に大量に出ている状態です。

香りの強い・長く続く柔軟剤や洗剤
強い香りを出すためアロマオイルが使われています。
さらに長く香りが続くようにマイクロカプセルというとても大量の小さなカプセルの中に香料が入っています。
猫の全身を覆う毛にそのカプセルがくっつくと「1週間においが取れない身体」になってしまうか、「香料の入ったカプセルを直接舐め取って」においを落とすか、という状態になってしまいます。

………………………………………………………………………………………………………………………………………

いずれも猫にとっては大きな悪影響になってしまいます。

すべての香料やアロマオイルが猫に有毒か?というとまだ詳しくは判っていません。

大丈夫と言われている成分に実は毒性があったり、ダメと思われていたものが実は大丈夫だったりすることはあるかもしれません。

でも現段階では判らないからこそ、猫たちがより長く健康的な身体で生きていくため、猫にやさしい環境を整えてあげるために「脱・過剰な香料」にご協力ください。